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おすすめ英和辞典・和英辞典・英英辞典

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 今回は、中学生・高校生・社会人(大人)のための「おすすめの英和辞典・和英辞典・英英辞典」について紹介します。なかには「おすすめでもない辞書」も含めて紹介していますので悪しからず。

 なお、英文法書については、こちらのリンク(英文法書)から参照してください。

 ◇このページの紹介書籍にはAmazonへのリンクを付けてありますので参考にして下さい。


<中学生・大人の再学習者用 英和辞典>

『ジュニア・アンカー英和辞典 羽鳥博愛 学研』2016年12月第6版発売(約13,900語収録)
 中学英語レベルの英和辞典では、断然、「ジュニア・アンカー英和辞典」が良い。例文やコラム、語法情報などがとても豊富に収録されている。
 さらに、この辞書はフォニックスを採用していて、大いに発音学習の手助けにもなるので、中学生だけではなく大人の英語再学習者にも有用な英和辞典。

※フォニックスは綴り字と発音の規則性による、発音記号なしでも綴り字を見て発音を可能にするための方法です。

 また、中学生であれば、英語に親しみ、語彙を養うためにも和英辞典は持っていた方が良い。
 英和辞典と和英辞典をそれぞれ単独で所有するか、「ジュニア・アンカー英和・和英辞典」のような合本にするかは、経済面と携帯性などを考慮して決めればよろしいかと思います。
 なお、ケースや表紙のデザインを女の子向けにした「ジュニア・アンカー英和・和英辞典 ガールズエディション」に加え、今回の第6版からはデザインにディズニーキャラクターを採用した「ジュニア・アンカー英和・和英辞典 ディズニーエディション」もラインナップされました(いずれも記述内容は通常版と同じ)。
 
 中学英語の詳しい系の英和辞典の対抗馬しては「初級クラウン英和辞典 田島伸悟 三省堂」2016年10月第13版発売(15,300項目収録)だと思うが、「ジュニア・アンカー英和辞典」と比較した場合、全体的な情報の質で劣る。

※2016年の10月に「初級クラウン」、12月に「ジュニア・アンカー」が改訂されましたが、改訂内容は学習指導要領の改訂に伴う収録語の増強などです。

 さらに中学用の英和辞典で収録語の多さを求めるならば「プログレッシブ中学英和辞典 吉田研作 小学館」(15,800項目収録)といったところ。

 また、簡潔でスッキリとした中学用の英和辞典としては、「くもんのグリーン英和辞典 高橋潔 くもん出版」が良い。
 収録語数は約5800語で他の中学用英和辞典より少ないが、中学英語レベルなら不足はないし、例えば高校生や大人の再学習者が中学英語レベルの単語や例文、基本語法などをザッと復習したい場合などにも向いている。

 ほとんどの中学用英和辞典は収録語1万以上であるが、どの辞書も重要単語以外は収載されているだけで例文や語法説明は少ないのが現実。
 実際問題として、中学英語に1万以上の単語は必要ないので、「グリーン英和辞典」にプラスして高校生用の英和辞典をリファレンス用のサブ辞書として常備するのも一つの手ではある。

 中学生・高校生には電子辞書よりも、調べた単語の周辺情報を視認しやすい紙ベースの辞書をおすすめしますが、中学生用の電子辞書を選ぶのなら、「カシオ 電子辞書 エクスワード 中学生モデル XD-Y3800」などのカシオのモデルが良いでしょう。
 ただし、これに収録されている英和辞典は、「初級クラウン」、「ニューホライズン」などで、「ジュニア・アンカー」は収録されていません。
 「ジュニアアンカー」が収録されている電子辞書としては、シャープの旧モデル「シャープ Brain PW-SJ2 中学生モデル」があります。※シャープの中学生用最新モデル「PW-SJ3」に「ジュニアアンカー」は収録されていません。


『ニューヴィクトリーアンカー英和辞典 羽鳥博愛 学研』(英和46,000+和英14,000項目収録)
 収録語数や内容ともに、中学生用の「ジュニア・アンカー英和辞典」と高校生用の「スーパー・アンカー英和辞典」の中間的な位置づけであり、発音記号にカタカナの読みが付いているレベルの英和辞典で、巻末に和英小辞典も付属している。
 ジーニアスシリーズで言えば、ベーシックジーニアス英和辞典 第2版(英和55,000+和英24,000項目収録)のイメージ。
 
 英語が好きな中学生、英語が苦手な高校生、やさしいレベルから学び直したい大人の英語再学習者に向いている。
 「ジュニア・アンカー英和辞典」と同じ、羽鳥博愛が編集主幹なのでフォニックスも採用されています。
 一昔前は、あまり注目されていませんでしたが、2004年に「英語耳 松澤喜好 アスキー」の中で「旧版」が紹介されてから急に売れ始めた経緯があります。

 また、より収録語数を抑えた同じような作りの「アクセスアンカー英和辞典 羽鳥博愛 学研」(英和24,000+和英8,000項目収録)もあるが、この辞書にはフォニックスが採用されていないので、二者択一であれば、「ニューヴィクトリーアンカー英和辞典」を購入した方が良い。
なお、2016年11月に発売された第2版ではサイズがよりコンパクトになっています。
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<和英辞典>

 高校生以上の和英辞典の売れ筋は、特に日本を英語で紹介するような例文を必要としている時に役立つ「アドバンスト フェイバリット和英辞典 東京書籍」(約10万語収録)のようで、和英辞典は英単語や英語表現を知る「手掛かり」にはなりますが、自分の欲求を満たしてくれる例文が収載されているようなことは少ないのが現実。

 結局のところ、自分が求める英語表現や例文および文法の確認は、このあとに紹介するThesaurus(類語辞典)・英和活用大辞典・英英辞典・英和辞典や英文法書などで調べることが多いので、評判の良さそうな手頃な価格の和英辞典を中古で1~2冊持って、新語などは「オンライン和英辞典」などを活用すればいいと思っています。

 それでも、あえて高校生の学習用にお薦めの和英辞典をあげるなら、収録項目はそれほど多くはありませんが、英作文をする際に迷いやすい単語や表現などのニュアンスの違いを丁寧に解説している「スーパー・アンカー和英辞典 第3版 学研」(45,000項目収録)ですね。

 評判の良さそうなものと書きましたが、「ジーニアス和英辞典 大修館」は、「ジーニアス英和辞典」のブランド名に釣られて売れているだけの印象で、私には何がいいのかサッパリわかりません。

 売れている辞書が良い辞書とは限りませんし、人それぞれ、学力なども違いますから、自分の実力や用途に見合った辞書を選択することが重要ですね。

《追記》
「スーパーアンカー和英辞典」は、下で追記した「スーパーアンカー英和辞典」の改訂に伴い、ケースデザインを変更した新装版として「英和辞典」と同時期(2015/12/15)に発売されました。内容は第3版のまま。
また、英和辞典と同様にミッキーマウス版もあります。
「スーパー・アンカー和英辞典 第3版 新装版」
「スーパー・アンカー和英辞典 第3版 ミッキーマウス版」

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<高校生・大学受験生・社会人用 英和辞典>

『アンカーコズミカ英和辞典 山岸勝榮 学研』(90,000項目収録)
 コーパスに多少の不満は感じるが、「スーパー・アンカー英和辞典 第3版」をベースにして収録語数を増やした上級バージョンなので、見やすくて使いやすい。
 用法を混同しがちな類義語などを図表を多用して丁寧に説明しているし、日英比較などのコラムも優れもの。また、語源、語法、コロケーションなども適度に充実している。

 弟分の「スーパー・アンカー英和辞典 第4版 山岸勝榮 学研」(72,000項目収録)は旧版に比べて例文の質が悪くなったような気がしますし、6,000語程度収録語が増えただけなのに分厚くなってしまった。
 また、一部の前置詞などでイメージ表記を新たに採用しましたが、かえって分かり難くて見づらくなりました。
 「第3版」が良かっただけに残念ですね。私は購入後、オークションで売ってしまいました(笑)

 言語は生き物とも言われ、語学の辞書を選ぶ時には最新版を選んだ方が良いというのが一般的ですが、残念ながら「改悪」という場合もあります。

 あなたが、「スーパー・アンカー英和辞典 第4版」の購入を検討しているのならば、「アンカーコズミカ英和辞典」を選択した方が良いと思いますし、「旧版」でも気にならないのであれば、「スーパー・アンカー英和辞典 第3版 山岸勝榮 学研」(66,300項目収録)の中古をお薦めします。

 ただし、「スーパー・アンカー」や「アンカーコズミカ」の次期改訂版は、一般からの幅広い意見も取り入れて編纂にあたるとのこと。
 一度、「スーパー・アンカー英和辞典 第4版」に関する要望事項をメールした経緯からか、私にすら昨年末に編集主幹の山岸先生から参加を呼び掛けるメールをいただきビックリしました。
 きっと良い辞書が出来上がるのではないかと思います。

《追記》
「スーパー・アンカー英和辞典 第5版」(72,000項目収録)が2015年12月15日に発売されました。
主な改訂内容は、教科書コーパス・大学入試コーパスに基づいた編集、語法参考書の重要表現を網羅、第4版で評判が悪かった前置詞・冠詞の大幅改訂などです。
また、ケースや表紙のデザインにミッキーマウスを採用した「スーパー・アンカー英和辞典 第5版 ミッキーマウス版」もあります(内容は同じ)。


『ジーニアス英和辞典 第4版(G4) 小西友七 大修館』(96,000語収録)
 2003年に刊行された語義や用例にコーパスを駆使し、秀逸な例文を収載した「ウィズダム英和辞典 井上永幸 三省堂」(10万2千項目収録)を手に取った時から、ジーニアスの時代は終わったと思っていたのですが、2006年に改訂された現行の第4版「G4」を見て考えを改めました。従来から定評のある文法・語法記述に加え、例文の質と網羅性が随分良くなっています。

 一度、「NHK基礎英語1」のフレーズの語義や用法が「アンカーコズミカ英和辞典」や「ウィズダム英和辞典」に収載されていなくて愕然としたことがあるのですが、「ジーニアス英和辞典」にはちゃんと例文付きで載っていました。「ready」の少し特殊な用法だったこともあるのですが・・・。

《追記》
 待望の「ジーニアス英和辞典 第5版(G5) 南出康世 大修館」(10万5000語)が2014年12月18日に発売されました。立ち読みしただけですが、第一印象としては非常に良さそうですね。
 主な改訂内容は、収録語数の増強、語法欄の見直し、コロケーション+欄の新設、Picture Dictionaryを巻末に新設、新語・新語義約1000語収録、前置詞のイメージ概念図や類語比較欄の増強など。


『ルミナス英和辞典 竹林滋 研究社』(10万語収録)
 発売当初に初めてページをめくった時には、語義・例文・語法が適度に纏まっていてバランスの良い辞書だなぁと思って、しばらく使っていたのですが、使ってみると結局は他書の良い所を中途半端に採用している印象で何か物足りなさを感じた。
 この辞書で一番印象に残っているのは、ビニールカバーを外して手に持った時の感触がベルベットのような質感で持ち易かったことかな(笑)
 研究社といえば、1987年に大修館の「ジーニアス英和辞典」が刊行されるまでは、「新英和中辞典 竹林滋 研究社」(10万語収録)が英和辞典のトップランナーだったのですが、思い悩む研究社の姿が垣間見えるような気がします。


『新グローバル英和辞典 木原研三 三省堂』(10万項目収録)
 この辞書は既に絶版になってしまっていますが、5文型ではなく、SVAとSVOAを追加した7文型分類を採用しているので、より詳細な文型把握が可能です。

 ちなみに、A(Adjunct 付加語)は省略できない副詞的修飾語で、ジーニアス英和辞典ではカッコの無いM(Modifier 修飾語)で表示されていますね。
 「He lived in Tokyo.」の「in Tokyo」は、省略できない副詞的修飾句なのでAです。
 「He died in Tokyo.」の「in Tokyo」は、省略できる副詞的修飾句なのでAではありません。

 「新グローバル英和辞典」は例文も洗練されていて、この洗練された例文が編者は違いますが、同じ三省堂の「ウィズダム英和辞典 井上永幸」にも受け継がれているように思います。

 伊藤和夫の「ビジュアル英文解釈」を勉強した時に一番引いたのが「新グローバル英和辞典」で、この辞書は「ビジュアル英文解釈」と相性がいいんですよ。
 絶版になるには惜しいなぁ。

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<英英和辞典 英英辞典 Thesaurus(シソーラス・類語辞典)>

『ワードパワー英英和辞典 増進会出版社』(37,000語収録)
 「オックスフォード ワードパワー英英辞典 第4版 旺文社」(47,000語収録)の販売元が「増進会出版社」から「旺文社」に替わってしまったためか、絶版になってしまっているのが残念ですが、すべての定義および例文に日本語訳が付いており、英英辞典の定義に慣れるのに最適で、英和辞典と英英辞典の橋渡しになる非常に良い辞書です。
 今では中古価格もプレミアムがついて高価になってしまっていますが、英英辞典の定義が読めるようになりたいと思っている英英辞典の入門者にとっては最適の辞書です。

 なお、「ワードパワー英英和辞典」のベースは「OXFORD wordpower英英辞典 2nd Edition」です。
 現行版の「ワードパワー英英辞典 第4版」の収録語が47,000語で、この第2版の収録語は37,000語と1万語少ないのですが、入門用の英英辞典としてはこの位で十分ですね。大きさも手頃ですし、中古価格も安いです。今の英英辞典はデカすぎる(笑)


『ロングマン現代英英辞典 (LDOCE) 第5版』(23万項目収録)
 「オックスフォード現代英英辞典 (OALD) 第8版」(183,500項目収録)と人によって好みは分かれますが、定義の分かりやすさで私はロングマンの「LDOCE」の方が好きです。

 3000語で定義を説明している「オックスフォード現代英英辞典 OALD」に比べて、「ロングマン現代英英辞典 LDOCE」は2000語で定義を説明しているので、定義に無理があるとの評価もありますが、私は特に不満は感じません。むしろ、やさしい単語を使って英語表現する勉強にもなります。

《追記》
 「オックスフォード現代英英辞典 第9版」は、2015/9/22に発売されました。
 また、「ロングマン現代英英辞典第5版」が在庫薄なのは、第6版への切り替えのためです。第6版の発売時期が分かったらここに記載します。なお洋書の第6版は下記のように既に発売されています。

 ちなみに、洋書では「 LDOCE」の改訂版「Longman Dictionary of Contemporary English 6th Edition」が2014年4月に発売されていて、DVDがなくなってOnline Dictionaryを使用する形式に変更になっています。
 また、「OALD」の改訂版「Oxford Advanced Learner's Dictionary 9th Edition」も2015年1月に発売されています。

 「Collinsコウビルド英英辞典 (COBUILD) 第7版」はフルセンテンスの定義文に定評があって、一時期、この英英辞典を推薦する英語学習本も多かったので一番人気の頃もありましたが、ゴチャゴチャしていて見づらいので私は嫌いです。

 「COBUILD」も洋書では改訂版の「Collins COBUILD Advanced Learner's Dictionary 8th Edition」が2014年10月に発売されています。この辞書は改訂の過程で少しずつ書名が変更されているのでお気を付けを。

 ハンディサイズ(文庫本サイズ)の英英辞典としては「LONGMAN Handy Leaner's Dictionary(AM)」(28,000語収録)が良いですね。
 このハンディ英英辞典は、「英語学習最強プログラム ベレ出版」の著者である土屋雅稔が、その中上級編の「中上級者がぶつかる壁を破る英語学習最強プログラム ベレ出版」の中で3万語レベルのボキャビルを達成するための英単語集として使うことを薦めています。

 また、英文を書く機会が多い方などは、「Oxford Paperback Thesaurus」のようなThesaurus(シソーラス・類語辞典)も1冊持っていると非常に重宝します。


<英和大辞典 電子辞書>

『新編 英和活用大辞典 研究社』(38万用例収録)
 英語の電子辞書を持つのなら、この「新編英和活用大辞典」が収録されているモデルを選ぶべきです。
 いわゆる英語のコロケーション辞典ですが、収載されている例文が非常に豊富なので、英文を書く時や学習中に疑問に思った英語の例文を電子辞書で例文検索する場合などに力を発揮してくれます。

 また「リーダーズ英和辞典 研究社」「ジーニアス英和大辞典 大修館」などもデカイので紙版ではなく、これらの辞書が収録された電子辞書を持った方がいいですね。

 おすすめは、「カシオ 電子辞書 エクスワード 実践英語モデル XD-Y9800」です。
 
 高校生用の人気モデルである、「カシオ 電子辞書 エクスワード 高校生モデル XD-Y4800」などには「新編英和活用大辞典」が収録されていないのが残念ですね。
 
 なお、カシオの高校生モデルには、「リーダーズ英和辞典」や「表現のための実践ロイヤル英文法」などを追加収録した「カシオ 電子辞書 エクスワード XD-Y4900 高校生進学校モデル」もあります。


 辞書にはそれぞれに捨て難い特徴があり、お金と置く場所に余裕があるのならば、複数の辞書を電子辞書だけではなく、紙媒体で所有するべきだと思っています。

 複数の辞書を持つことで、たくさんの先生を所有できるのですから。
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