HOME > 語学(英語・中国語) > おすすめ英文法書(中学生・高校生・大人)

おすすめ英文法書(中学生・高校生・大人)

Sponsored Links
 今回は、中学生・高校生(受験生)・大人のための「おすすめの英文法書」について紹介します。また、下段では洋書の英文法書についても取り上げます。
 なお、このブログで取り上げる書籍は、基本的に私が所有経験のあるものだけです。

 英語の辞書や古語辞典の記事の中でも書きましたが、私は辞書や文法書は、お金と置く場所があるのなら複数所有するべきだと思っています。

 ◇このページの紹介書籍にはAmazonへのリンクを付けてありますので参考にして下さい。


<中学生・大人の再学習者用 英文法書>

「スーパーステップ くもんの中学英文法 くもん出版」
 基礎英文法の養成と確認には、この参考書がベストです。中級を自負する方でも思わぬ発見があるかも知れません。この参考書の例文を全てマスターするだけでも、かなり英語の基礎力が養われる。

 中学の英語教科書とこの参考書をしっかりマスターすると、このあとの英語学習のステップが非常に楽になります。
 中学生に限らず、英語が苦手な高校生や大人の英語再学習者にもお薦めできる。


<高校生・大学受験生・社会人用 英文法書>

「スーパーステップ くもんの高校英文法 くもん出版」
 「くもんの中学英文法」の続編として2013年に刊行されました。この本は300ページ強の中に高校英語に必要な文法や構文を詰め込んだ印象があり、非常に上手に纏まっていた「くもんの中学英文法」に比べ、文法項目の説明不足は否めないと感じます。

 やさしいレベルからの丁寧な解説を求めるのならば、次に紹介している「総合英語Forest」の方が良い。
 ただし、高校英文法の全体像を手っ取り早く把握したいとか、復習目的でチェックしたい場合は、300ページ程度の薄い文法書なので有用であり、この文法書の存在意義はこの点にあるような気がする。

 また、くもんのホームページから例文の音声が無料でダウンロード出来るのもメリットではあります。
 いずれにしても、続編だからといって「くもんの中学英文法」と同様のコンパクトな分かり易さを求めるような過度な期待は持たない方が良いと思います。


「総合英語Forest(フォレスト) 石黒昭博 桐原書店」
 一般的な高校英語に必要な文法項目に関して、やさしく丁寧に書いてある。先に挙げた「くもんの高校英文法」を日常使用する高校英文法書として買うつもりなら、わかり易さの点で「総合英語Forest」にすべきです。

 しかし、受験生や社会人が英文法書を一冊で済ませたいと思うのならば、網羅性の点で物足りなく感じるのではないかと思いますので、この後で紹介している「ロイヤル英文法」レベルの英文法書をリファレンス用として持っていた方が良いと思います。
 
 中学生で、「総合英語Forest」を使いたい方が少なからず存在するようなので、一応、書いておきますが、この参考書は英語が苦手な高校生のための英文法書で、例文に使用されている単語もやさしいレベルのものだけです。
 各章が3Partに分かれていて、Part1は中学英語の復習レベル、Part3でも決して難しくないので、すでに「くもんの中学英文法」レベルをマスターしていて、やる気があるのならば中学生でも十分に理解できる筈です。


「depth英語総合 高沢節子、豊島克己 他 河合出版」
 この参考書は絶版ですが、各文法項目が「入門」「基礎」「発展」の3部構成になっていて、易しい例文が用いられている点など、「総合英語Forest」と同じような作りの高校英文法書。

 特に「発展」部分は「総合英語Forest」よりも網羅性が高く、詳しいのが魅力。
 書面構成は「総合英語Forest」に比べるとショボくて、紙質も良くないのがチョット残念な所ですが、内容で「総合英語Forest」と比較するならば、私は「depth英語総合」の方が好きです。
Sponsored Links
「英文法詳解 杉山忠一 学習研究社」
 この文法書はデカイわりに網羅性は「総合英語Forest」に毛が生えた程度で、何よりも索引が薄っぺらなので、文法事項が非常に探し難くて使い勝手が悪い。
 読む文法書だからと言われれば、それまでだが、700ページ弱あるんだよねぇ・・・。

 「英語リーディング教本 研究社」の著者である薬袋善郎が推薦していたので購入した経験はありますが、本棚のスペースを取るだけだったので、しばらくしてから売ってしまいました。


「新マスター英文法 中原道喜 聖文新社」
 この文法書も網羅性に欠け、これといって目立った特徴がない。私は購入後すぐに売ってしまいました。


「ロイヤル英文法 綿貫陽、須貝猛敏 他  旺文社」
 現在販売されている中から英文法書を1冊で間に合わせるつもりならば、網羅性の高さで迷わず「ロイヤル英文法」を買うべき。
 それに、この本は「文法事項索引」「英文語句索引」「日本語表現索引」と充実した3つの索引があるため、英文法のリファレンスとして非常に重宝する。


「表現のための実践ロイヤル英文法 (例文暗記CD付き) 綿貫陽、マーク・ピーターセン 他 旺文社」
 共著者が「日本人の英語 岩波新書」の著者でもあるマイク・ピーターセンであり、英文の微妙なニュアンスの違いに重点を置いた、書名の通り実践的な発信型の英文法書。
 アマゾンのカスタマーレビューに「ロイヤル英文法より1ランク上のレベルの学習者や英語教師が本書の対象者」という記述を見かけたが、そんなことはない。

 「might as well の正しい意味」や「would と use to の違い」など一般の英語学習者が疑問に思うような文法事項が「Helpful Hint」という128のコラムの中で丁寧に説明されていて非常に有用。
 また、別冊の「英作文のための暗記用例文300」も利用価値が高いし、例文暗記用CDもある。そして「ロイヤル英文法」と同様に索引が充実している。
 ちなみに、別冊の「英作文のための暗記用例文300」はネット上にPDFが落ちています。

Sponsored Links


「英文法解説 江川泰一郎 金子書房」
 この英文法書は中学の英文法のような基礎的な文法項目は収載されていないので、入門者が1冊目に買う本ではないが、少し高級な英文で「なぜ?」と文法的な疑問が沸いた時には「ロイヤル英文法」などより確実に答えてくれる秀逸な語法記述と例文が収載されている。中・上級者はリファレンスとして備えておくべき文法書。

 最近せっかく復刊された同じ著者の「江川泰一郎 英文法の基礎 研究社」は、あまり評価が宜しくないようですね。

 ちなみに同じく江川泰一郎の書いた東京書籍の英語副読本の「ニューアプローチ英文法」はアマゾンでは絶版扱いになっているが、別に絶版ではなく「学校・教育委員会以外の方には販売いたしません」というだけのこと。教科書の取次書店のオヤジと仲良くなれば600円弱で買えます。
 詳しくは「教科書購入の記事」を参照して下さい。


「英文法精解 木村明 培風館」
 「英文法精解」は残念ながら絶版で、中古市場でも状態の良好なものは1万円前後と高価ですが、経済的に許すのならば是非常備しておきたい英文法書です。
 未来時制などに現在の用法とはマッチしない記述の古い部分もありますが、「定冠詞とは何か」や「現在完了形とは何か」など日本人が苦手にしている部分に関する記述が非常にわかりやすく、「なるほど~」と思わせてくれます。
 数ある「英語の絶版書」の中でも最も復刊してほしい本で、私の一番好きな英文法書です。

 なお、「英文法精解」が入手できない場合は、図書館の相互貸借を利用する方法もあります。
 相互貸借については、「図書館利用法の記事」を参照して下さい。

 「詳解英文法 木村明 培風館」も絶版ですが、この英文法書は著者が当時大学入試を控えた自分のお子さんのために書いたと序文に記されています。
 内容は「英文法精解」の基本文法的な部分を抜き出した入門版のようなもので、記述も重複する部分が多いので、「英文法精解」を持っているならば、買う必要はないと思います。


「基礎と完成 新英文法 安藤貞雄 数研出版」
 「現代英文法講義 開拓社」の著者である安藤貞雄が高校生向けに書いた英文法の参考書。
 現時点ではアマゾンで絶版扱いですが、この本は絶版ではありません。入手できない人は探し方が悪いだけです。

 500ページ強の中で簡潔明瞭に高校英文法が纏められていて、私は「総合英語Forest」のような甘ったるい英文法の参考書よりも少し硬派なこの本の方が好きです。
 ちなみに同じ広島大学の流れなのか、木村明の英文法書と記述内容が似ています。

Sponsored Links


「英文法教室 伊藤和夫 研究社」
 伊藤和夫の「ビジュアル英文解釈 駿台文庫や「英文解釈教室 研究社」をやると欲しくなるのがこの本。
 一時期絶版でしたが2010年に復刊しました。
 内容はハッキリ言って難しいです。網羅性も高くありません。マニアによるマニアのための英文法の本という印象で、私は途中で投げ出しました(笑)

 ちなみに、伊藤和夫の英文法関連の著作で良いものは、「英文法のナビゲーター 上・下 研究社」です。
 「新・英文法頻出問題演習(Part1文法篇) 伊藤和夫 駿台文庫」から基礎~標準的な問題を取り上げ、丁寧に解説されています。

 また「英文法教室」と同系統の英文法書に研究問題を解かせながら英文法の理解を深めさせる意図の「考える英文法 吉川美夫 文建書房」がありますが、この本も文法マニアでなければ手を出す必要はないと思います。


<洋書 英文法書>

「A Practical English Grammar  A.J.Thomson、A.V.Martinet  Oxford Univ Pr」
 先に紹介した「表現のための実践ロイヤル英文法」でも英語の文法的ニュアンスはある程度学べるのだが、ネイティブの視点からの実用的な英文法を学ぶにはこの文法書が適している。使用されている英語はそれほど難しくなく、「ロングマン現代英英辞典」がボチボチ使えるのなら問題なく読める。
 また、絶版だが江川泰一郎翻訳の日本語版、「実例英文法 オックスフォード大学出版局」もあります。


「Practical English Usage  Michael Swan Oxford Univ Pr」
  この本はNonnativeが用法を間違えやすい、例えば「fairly」「quite」「rather」「pretty」などの類義語の使い分けや語法など約600項目に関して記されている非常に有用な辞典。
 また、日本語翻訳版の「オックスフォード実例現代英語用法辞典 マイケル・スワン 研究社」もあります。

 さらに、入門版で370項目に絞った「Basic English Usage  Michael Swan Oxford Univ Pr」。この本は280ページ程度でそれほど大きくないので携帯も可能です。

 例題に取り組みながら英文法を学ぶ洋書の英文法学習書としては、「Basic Grammar in Use Student's Book with Answers and CD-ROM」「Grammar in Use Intermediate Student's Book with Answers and CD-ROM」の2冊シリーズが良いですね。
 ちなみに、解答やCDが付いていないバージョンもあるので気を付けて下さい。

 以上、みなさまのお役に立てば幸いです。
Sponsored Links
◇関連記事 (前後の7記事を表示)
 その他の記事は、右サイドメニューの「カテゴリ」(和歌などは索引)からどうぞ。
 

Comment (コメント)

 (任意) 未入力時 = よみ人しらず
 (任意) 入力時もコメント欄には非表示
 (必須) 管理人承認後に表示
Private

Categories (カテゴリ)
Search This Blog (ブログ内検索)
Featured Posts (特集・古典の基礎知識)
◆ 古典を得意科目にする記事
My Recommended Books (おすすめ書籍)
◆ 辞書と学習書の記事
Popular Posts (人気記事)
All Posts (すべての記事)
This and That (あれこれ)
  • ブログ記事に誤字や記述間違い等がある場合は、コメント欄から教えてください。
  • このブログのリンクはご自由にどうぞ。
    その際に連絡の必要はありません。
  • 古典作品の解説や和歌の鑑賞文などを目的とした中学生の読者さんもいるようですね。

    このブログの古典文法などは、詳しい文法的説明を求める高校生以上の読者を想定して書いています。一般の中学生には必要のない知識なので、わからなくても気にしないでね。
About This Blog (このブログについて)

んば

Author:んば
Since May 9,2014


くらすらん
暮らす欄くらすらむClass Run

この絵は私のお気に入りで
アンリ・ルソー『眠るジプシーの女』